仏像修復

仏像修復について

「仏像が倉橋工房に来られるという事は何かのご縁がある事」だと思っています。
修復工程は昔からの伝統工法により修復しています。
つまり、昔ならではの天然材料しか用いないという事です。
昔から伝わる工法には長い年月を渡って保存されてきたという歴史があります。
鎌倉時代に運慶快慶が製作した仏像が今でも現存している事は漆の特性と木地を守り再生出来るような工法を選択していたからです。
倉橋工房ではその伝統工法で次世代に繋ぐ仕事をする事をお約束します。

倉橋工房のこだわり

漆の手塗りへのこだわり

仏像修復を含む漆塗り
最近は漆を機械で吹き付ける業者が多い中、当工房は昔ながらの漆刷毛での手塗りにこだわっています。
漆は粘度が高い塗料であり、それを機械で吹き付けるには有機溶媒で希釈させなければならず、その結果、漆の濃度が薄くなり本来持っている耐久性や光沢、その他漆の持つ特性を失っています。我々が取り組む刷毛塗ではその様な問題はなく、長期間にわたり美しい状態を維持する事が出来ます。

下地工程へのこだわり

仏像修復を含む漆塗り

下地工程へのこだわりは「次の世代に再生出来るのか」を重要視しています。
現在、サフェーサーなどの化学塗料を下地に使っている業者が多いです。
これらが悪いとは言いませんが次世代に修復できのかと言われれば問題があると思います。
昔ながらの工法による胡粉、膠(にかわ)、砥の粉(とのこ)、漆、などの天然材料を使用することで次世代に修復が可能になります。

倉橋工房のこだわり

Before
After

作品集