木製 蓮華 漆塗り
2017-11-15
蓮を見ると私は心を落ち着かせることが出来る。
蓮の花は、泥水の中からしか立ち上がってきません。
真水であったらなら、蓮は立ち上がって来ないのです。
泥がどうしても必要なのです。
泥とは、人生になぞらえれば、つらいこと・悲しいこと・大変なこと。
蓮の花とは、まさに人生の中で花を咲かせること。
そして、その花の中に実がある。
つらく悲しい思いがなければ、人間は成長しない。
泥水が濃ければ濃いほど(水が汚ければ汚いほど)綺麗な花が咲くのです。
立ち上がってきた蓮の花というのは、花すべてがものすごくきれいに咲いています。
つまり、どんな悩み・苦しみ・大変なことの中から立ち上がってきても、そこで泥を突き抜けて花を咲かせた人は、必ずや悟り、美しいものを自分の手に入れる。
美しい花を咲かせるためには泥が必要です。
努力なしでは花は咲かない。
仏教的な考えだが本当にそう思います。